バンドでオリジナル曲を作るということ

公開:2021-06-01 / 音楽 / , , , , ,
更新:2021-05-19
バンド

以前、作曲についての記事を掲載し、パクリについて触れたことがあります。

 

そのときは、

 

パクリは悪いことである

 

という文脈で書いた記憶があります。

 

しなしながら、今の時代ではパクらない方が逆に難しいと考えています。

(なので、ほぼ丸パクリはNGです)

 

本日は、オリジナル曲そのものについて考えを述べてみたいと思います。

 

何のために曲を作っているのか

皆さんにとって、オリジナル曲を作る理由はなんでしょうか。

突然サイトにアクセスしてきた方は、いろんな理由があるでしょうが、このページがBANDJAMのバンドで成功するにはだと知っててアクセスしている方にとっては、

 

バンドで成功するため

で間違いないと思います。

 

「バンドで成功している」状態で大きく変わりますが、

 

自分のやりたい音楽を通し、バンドで飯を食う

 

であれば、自分たちの表現したい楽曲、つまりオリジナル曲を制作することになると思います。

 

昨今、有名アーティストが別のアーティストの楽曲をカバーが多く見られますがあくまで自分のやりたい音楽があった上でのカバーなので、そういうケースは除いて考えてください。

 

次にオリジナル曲を誰に向けて発信するのかを考えてみましょう。

 

オリジナル曲は誰のためのものか

これから、オリジナル曲を作ろうと思っている人、また既にオリジナル曲がある人へ質問です。

 

その曲は誰のために作りましたか

パッと思いつくのは、同じジャンルの音楽に共感を持っている人に聴いてほしい、などかと思います。

 

あ、あと「愛する人のために」とかありますね。

バンド関係で誘われる結婚式とかでよく聴かされますが、あれサムいんですよね〜(笑)←これあくまで個人的な意見です。

 

話を戻しましょう。

誰のために作ったかですが、ここで、

 

自分たちが表現したいことを曲にした

 

これはあまり良い考えだとはいえません。

 

なぜなら、自己満足だからです。

ここでビジネス的な視点として、セールスの基本中の基本について簡単に説明します。

 

何かを販売する際、需要と供給について考える必要があります。

例えば、コーヒーを販売したいと考えたときに、コーヒーが嫌いな人に販売しに行くことはないと思います。

 

オリジナル曲にも同じことが言えます。

 

自分が「サイコーだぜ!」と思う曲を作っても、聴いてくれる人がいないと曲は買ってもらえないのです。

 

つまり、需要のない曲は作っても聴いてくれる人がいないということです。

そのため、自分たちの作成する音楽が何の役に立つのかを意識する必要があります。

 

誰かに求められる・必要とされる曲を作り、それ見合う対価を得る

 

これができてこそ、「バンドで成功する」事ができると思っています。

 

100%オリジナルの曲で勝負!?

やっと本題です(笑)

オリジナル曲っていうけど、どういうものがオリジナル曲なのでしょうか。

 

言葉通りにとらえると、

 

いままで誰も見たこと聞いたことのない曲をゼロから創りだすこと

 

と解釈できそうですが、そんなことは今の時代かなり難しいです。

 

自分がどんなに頑張ってオリジナルだと思って作った曲も、ほぼ間違いなく誰かによって作り出されていると思います。

 

実際に、有名なアーティストであっても、「あの曲に似てない?」という話はよくあります。

(売れないアーティストの曲をパクっても、有名アーティストであれば売れてしまう、、、ってこともありますが)

 

「じゃあどうするのさ?」

 

となりますよね。それは、

 

既出の楽曲を参考に、さまざまはアイデアを取り込んで曲を作ること

 

だと思います。

 

ただ、複数の異なるアイデアや、突拍子もないような方向性で考える事自体は別にかまわないと思います。

 

それでも、

 

いやー、やっぱり自分が表現したいと思える曲しか演奏したくない

 

と思ってる方は、きっと、オリジナリティが重要で、自分の好きなアーティストの曲を自分らしくアレンジしたり、真似したりすることを嫌っていることでしょう。(←言いすぎですかね???)

 

でも、そういうバンドマンが作る曲は、誰にも相手にされずに自己満足で終わってしまうように思います。

 

「オリジナル」にこだわった結果、多くの人の注目を集めることができず、世の中に対してほとんど影響を与える事が出来ない曲に、どんな存在意義があるのかを考えてみてください。

「お金儲け」目的にしている楽曲の存在価値は非常に低いし、売れたとしてもほんの一瞬ですが、「オリジナルてあること」に固執しているバンドも同じだと思います。

 

今までに全く存在しない楽曲をイメージする事は自体はかまいませんが、それを実際に創り出せるかどうかは全くの別の話です。

 

言葉遊びに聞こえるかもしれませんが、ゼロから何かを生み出すということは、漢字で書くと「創る」なのです。

 

誤解を恐れずに書くと、神様でもない限り無理でしょう。

バンドマンに限らず、今あるアイデアの組み合わせで曲を「造る」ことしかできないのです。

 

なので、「オリジナル」であることのこだわりは捨てて、良いと感じる曲を参考に、そこに自分達らしさのアイデアを入れる事で、オリジナル曲を生み出しましょう。

 

それが、何かの役に立つと感じられるものであれば、売れる曲となり、バンド成功への一歩となるのです。

 

Author:yukio iizuka
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フリーランスとしてUX視点で業務支援しています。 HCD-Net認定 人間中心設計専門家 LEGO®︎ SERIOUS PLAY®︎ メソッドと教材活用トレーニング修了認定ファシリテーター Hi-Standard好きです。
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