フリーランスとエージェントの関係を考える – とあるエージェントとの苦い経験から学んだこと

公開:2025-01-27 / 営業 / , , ,
更新:2025-01-27

こんにちは、UXデザイナーとしてフリーランスをしているものです。

 

最近では、お仕事を探す時にフリーランスに仕事を紹介するエージェント会社に相談する人も多いのではないかと思います。

 

今日は、数年前にお付き合いしていたMW社を例に挙げて、「エージェントとの付き合い」にまつわる少し苦いけど、少し笑える(かもしれない)話をシェアしたいと思います。

 

MW社との出会い:期待と現実

人脈がないフリーランスにとっては、「エージェント」はプロジェクトを探す中で、避けては通れない存在かと思います。

 

何を隠そう、僕もフリーランス駆け出しの頃は、エージェントを利用していました。

 

ところが、同じプロジェクトメンバーと仲良くなり、案件終了のタイミングで別会社知人を紹介してもらう機会に恵まれ、なんと、ジョインが決定しました。

 

ところが、その企業は大手だったので、個人とは契約を結ぶのが難しいということで、この企業から指定されたエージェント会社経由で参画することになりました。

 

これが、MW社との出会いになります。当初は「頼れるパートナーになるかも?」と期待していましたが、その期待は見事に裏切られることに…。

 

これってどうなの?MW社の残念ポイント

1.「何もしてないのにマージン高すぎ!」

ひょんなことからマージン率を知る機会があったので、聞いたときには思わず耳を疑いました。

 

計算してみると20%がマージンだったのです!

 

「この額、何に使われてるの?」と疑問しか湧きませんでした。

 

案件紹介のない月も、彼らはしっかり収益を得ているわけで…

特にエンジニア向けのエージェント会社ではマージン5万円固定というところもあることを知っていたので、20%もマージン取られるなら、もっと安くて気の合うエージェントを選んだ方がWin-Winですよね。

 

2025年現在、今では人材紹介業や派遣業はマージン率が公開されています。当時は分かりませんでしたが、マージン30%とか普通にあるんですね。そう考えると当時の僕はマージンの相場が分かってなかっただけですね。

 

2.提案のない提案営業

たまーに案件の相談が来ますが、「要件定義で困っているお客さんがいるんですよ!」と言われても、「いやいや、私の希望は?」と毎回思います。こちらのキャリアやスキルを全く考慮していない提案には、ため息が出るばかり。

 

3.「信頼してます」=放置のサイン?

「いやー、お客さんからの評判もいいのでとても安心です!」なんて言葉を聞くたびに、「安心って何?」と疑問に思います。実際にはフォローアップも状況確認もなく、こちらから連絡するまで完全放置。信頼を言葉にするだけではダメですよね。

 

フリーランスの課題:エージェントとの付き合い方

エージェントに対して不満を抱くフリーランスの方は多いと思います。MW社との経験を振り返りながら、フリーランスとしてエージェントと賢く付き合うためのポイントを考えてみました。

 

改善案:エージェントとの付き合いを見直そう!

1.マージン率を確認する

提携する前に、必ずマージン率を確認しましょう。

 

教えてくれないところも多そうな気がしますが、自分が受け取る額にマージンが加わった額が、クライアントが支払う金額になります。我々はクライアントが支払う額の対価に見合う仕事が求められるわけです。

 

つまり、マージンは、紹介してもらったお仕事に対して毎月支払う額として妥当かどうかを判断する必要があります。

自分では絶対に取れない案件である、福利厚生が手厚い、などなど、マージンに見合うだけのモノをエージェントが自分に提供してくれるのかをしっかり考えましょう。

 

2.エージェントのスキルを見極める

ただの「御用聞き営業」ではなく、提案型営業ができるエージェントを選びましょう。

僕はYentaというビジネスマッチングサービスを利用していますが、そこで何人かのフリーランス向けエージェントさんからサービスを紹介されました。

その中の1社で(逆にいうと1社しかありませんでしたが、僕のスキルに合った案件を積極的に提案してくれるエージェントがいました。彼らは事前に「キャリアビジョンは?」「どんなスキルを伸ばしたいですか?」とヒアリングを行い、それに基づいた案件を紹介してくれました。これが本来あるべき姿だと思います。

 

3.自分の希望を明確に伝える

希望を伝えないと、エージェントも何を提案すれば良いかわかりません。

僕の場合、MW社には「金融や最新テクノロジーの案件を希望している」と伝えていたのですが、それでも希望に沿わない提案ばかりでした。この時点で別のエージェントを探すべきだったと反省しています。

 

4.エージェントに依存しすぎない

エージェントだけに頼らず、自分で案件を獲得する力を養うことも大切です。

私はその後、いろんな人とのお付き合いを増やし、いつでも紹介できるよう自分のポートフォリオを充実させて、エージェントを通さずに案件を獲得できるようになりました。

 

最後に

MW社との経験は、正直なところストレスもありましたが、そのおかげでエージェントの本質を見極める目が養われた気がします。これからもフリーランスとして成長するために、「自分にとって本当に価値のあるパートナー」を見つけていきたいと思います。

 

エージェント選びで悩んでいる方がいれば、このブログが少しでも役に立てば嬉しいです!みなさんのエージェント体験もぜひ教えてくださいね。

 

Author:yukio iizuka
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フリーランスとしてUX視点で業務支援しています。 HCD-Net認定 人間中心設計専門家 LEGO®︎ SERIOUS PLAY®︎ メソッドと教材活用トレーニング修了認定ファシリテーター Hi-Standard好きです。
http://yukioiizuka.com
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