代理店出身者の「前のめりな人と仕事したい」発言の裏側
こんにちは!
今日はちょっとした「お仕事あるある」ネタをシェアしたいと思います。
とある日のこと。友人から新しいクライアント候補の方を紹介お会いしたのですが、これがまぁ、ひとクセある人だったんです!
一言で表すなら、ザ・代理店の担当者
こういう人って、ぶっちゃけ大変なんですよね。いや、本当に。
この人は、大手広告代理店を辞めて、自身で小さいマーケティング会社を経営しているのですが、いろんな仕事の相談があるようで、結局代理店みたいな仕事もしているとのこと。
今回は、ECサービスを持つ企業様から相談があったとのことで、EC実績の豊富な僕に相談がありました。
ふんわりした要件
この癖のある人(以下、代理店)をつないでもらった後、簡単なご挨拶をして具体的な話に入って行ったのですが、まとめると、「お客様は予算はたくさんある」、「ECの売上が上がりそうな施策を箇条書きでいいからざっくり教えて」というふんわりした依頼でした。
うーん、この要件だけで、提案内容を考えろと???
おそらく、施策案を参考に、課題をヒアリングするしたいのだろうと察して、サイトを実際に使って有効そうな施策を提示しました。
オンラインで初対面。印象は柔らかそうな感じ。
MTGには少々遅れて参加されましたが、特に悪びれることもなく、いきなり要件の話になりました。
今思えば、ちゃんとした自己紹介をお互いしてないけどよく話す気になったな、と思いました(汗)
お互いの素性もよく知らないまま、話が進んでいき、さらに驚いたのが、この代理店の先にいる「お客様」です。
どうやら少々気難しい性格らしく、「言った言わない問題」について過去のトラブルが多発しているようで、報連相(報告・連絡・相談)をミスすると一気に問題化するのだとか…。
ええ、私も誠実に対応しますが、度を超えたトラブルの種があると、さすがに引いてしまいます。
さらに深掘りしてみると、過去に2社のECサービス支援会社が短期間で契約終了しているとのこと。
話さずに案件に巻き込んで「聞いてないよー」と言われないように配慮したのだと思いますが、この時点で、嫌な予感しかしません。
「前のめりな姿勢が欲しい」とのお達し
稼働の話になったので、「実は他にも相談が来ているので、低稼働での参画、もしくはお断りしても問題ありませんか?」と尋ねたところ、「いや、もっと前のめりにやってくれる人と仕事したいと思ってます」と回答されました。
これにはさすがに「え、私、そこまでやる気満々じゃないです」と心の中で苦笑い。
もちろん、やりたい仕事には前のめりになりますよ?
でも、今回の内容は、私が得意とするUXデザインの案件ではなく、売上アップに向けた施策提案と実行が中心なんですよねー。
私はUXデザインが専門であり、売上施策となるとそこまでモチベーションが上がらないんです。残念!
やっぱりお互い自己紹介や今興味ある技術・業界、将来やりたいことなどを会話してから臨むべきでした。
これは、最初の時点で僕から切り出してあげるべきでしたので、これは素直に反省ですね。
まぁ、いずれにせよ、今回のお話はもうお断りモード決定です。
まとめ:この案件は見送り!
正直に、「いただいた情報だけでは高いモチベーションは抱けないので、お断りします。」と伝えたところ、「あーそうですか、ではこれで」と言ってすぐにオンラインMTGが切られました。
紹介してくれた友人の顔もあるし、気分害さないように配慮しましたが、こういう態度とってくるような人だとわかって、逆に安心しました。
契約してたら、相当なストレスを抱えていたことでしょう。
僕の経験則にはなりますが、代理店出身の担当者は、
- 受発注の関係になると、発注者が上だと思ってる
- お金払って発注してるんだから、言うこと聞いて欲しい
- パートナーの代わりはいくらでもいる
と思っている人が一定数いると思います(僕の偏見も入っておりますが、、、、)
僕にとって大切なのは、自分が得意で、そして本気で貢献できる仕事。
今回は代理店の期待が完全にミスマッチだったため、お断りしました。
そして、結果論かもしれませんが、相手の態度からも正しい判断だったと思います。
皆さんも「お金をエサに前のめりな姿勢を求める代理店」に遭遇したときは、ぜひ慎重に考えてみてくださいね。
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