短期人間ドックとは〜フリーランスにオススメ〜
フリーランス生活5年目になりますが、毎年この時期は人間ドックと決めています。
コチラの記事で紹介した通り、僕が住んでいる千葉県では個人事業主を対象に、短期人間ドックという健康診断に補助が出ているのでコチラを利用しています。
ただ、この「短期人間ドック」は補助を受けるために事前に役場に行って申請をする必要があるのですが、かなりマイナーなためか役場の担当者ですら「えっ?なんですか、それ?」と言われていつも待たされます。
お役所仕事ってどうしてこうも手際が悪いのでしょうか。
一生懸命働いて納めた血税が、このような方々のために使われていると思うと、正直やり切れない思いはぬぐえません。
とまぁ、そんな役場の対応は今日昨日始まったことではないのでほっときましょう(笑)
今日の主題ですが、僕が受けている短期人間ドックはかなり値段的にも内容的にもかなり良いものなので、短期人間ドックとは何かについてを紹介しようと思います。
短期人間ドックを受診した様子については以下をご覧ください。
フリーランスの体調管理
まず短期人間ドックに触れる前に、フリーランス(個人事業主)にとっての体調管理が重要である旨を話しておきたいと思います。
多くの企業では、従業員の体調管理のために健康診断を実施していますので、会社勤務の人はあえて気にしなくても受動的に自身の体調を調べることが出来ます。
ところが、フリーランスを含む個人事業主は体調管理の一切を自身の判断で行わなければいけません。
基礎的な検査である健康診断も自身で手続きを行う必要があるため、煩わしさから放置してしまうケースが多いのではないでしょうか。
また、重大な疾患の早期発見に不可欠である人間ドックも手続きが面倒なうえに日数もかかることから、日々仕事に追われ多忙な個人事業主にとっては利用するのが難しいというのは現実的な問題としてあると思います。
受動的に健康診断を受ける機会が無い個人事業主はその傾向が顕著だと思います。
実際に僕自身、特に気になる不具合が無くて、20代で未婚だったり子供がいなかったら「自分は健康だから大丈夫」と思っていたと思います。
このような過信が、重大な疾患の発見の阻害要因になるのは理解いただけると思います。
短期人間ドックとは〜メリット〜
それでは短期人間ドックについて話を進めていきます。
短期人間ドックは疾患の発見を目的として行う人間ドックの一種です。通常の人間ドックとの違いは検査項目と費用にあります。
通常の人間ドックは体中の検査を行うので長い時間がかかり、場合によっては病院に泊りがけで行うこともあるため、忙しい個人事業主には不向きです。
また、人間ドックは医療保険が適用されないため、費用の全額を利用者が負担するのも注意点の一つです。
検査内容によっては非常に高額な費用がかかることもあるため、収入が安定していない個人事業主には大きな負担になってしまいます。
その点、時間がかからず費用も安く抑えることが出来る短期人間ドックは個人事業主に適しています。
短期人間ドックは通常の人間ドックと同様に疾患の発見が目的ですが、検査項目が簡略化されているので短時間で済むのが利点です。
多くの場合、日帰りですべての検査を行うので忙しい人でも利用出来るようになっています。
また、短期人間ドックは検査項目が少ない分、検査費用も安く済むのが特徴です。
僕のように住んている自治体によっては国保加入者を対象にした補助金制度を取り入れている所もあるので、健康保険は国保であることが一般的な個人事業主には金銭面から見ても最適と言えます。
短期人間ドックを利用する際の注意点
短期人間ドックの良い面をお伝えしましたが、もちろんメリットばかりではありません。
短期人間ドックは短時間で済むうえに費用も安く抑えることが出来るので、忙しく収入が不安定な個人事業主には非常に便利な体調管理の方法です。
その一方で短期人間ドックにはいくつかのデメリットもあるので注意が必要です。
特に、通常の人間ドックよりも検査項目が少ないことから特定の疾患を見落とす可能性があるのは気になるデメリットの一つです。
健康面に不安がある人は基本プランに無い検査を追加することも可能ですが、その分だけ時間と費用が嵩んでしまいます。
安く済ませるために利用した短期人間ドックで逆に費用が多くかかってしまうこともあり得るので、事前に検査項目を確認することが大切です。
また、短期人間ドックを安く利用出来るのは国保加入者を対象にした補助金制度が大きく関係していることも、ある意味デメリットに繋がっています。
個人事業主はフリーランスと言われるように特定の会社組織に雇われていないことが普通ですが、個人事業主でありながら特定の会社の従業員となっているケースも稀にあります。
会社の従業員は国保ではなく社保に加入しているので、国保加入者に向けた補助金制度の対象にはなりません。
そのため、短期人間ドックを利用しても金銭面のメリットが得られない場合があるので注意する必要があります。
短期人間ドックを効果的に利用する工夫と心構えについて
普段健康診断を受ける機会が無い個人事業主にとって、時間をかけずに安価で利用出来る短期人間ドックは非常に便利です。
しかし、人間ドックは実施している医療機関で検査項目が異なるので、自身の体調管理を適切に行うためには事前の確認が不可欠になります。
見当違いの検査に終始してしまうと、せっかく人間ドックを利用しても疾患を発見出来ずに見過ごしてしまう可能性があるためです。
体に目立った不調が無く、自分は健康だと思っている人でも重大な疾患を抱えている可能性はゼロではありません。
体重や血圧などの数値のほか、生活の中における些細な不具合であっても医師に報告したうえで最適な検査プランを決めてもらうのが効果的な利用方法と言えます。
人間ドックの検査結果を正確に出すためには医師の指導を厳守するという姿勢が利用者に求められます。
特定の飲食物の摂取を避けるほか、持病や常飲している薬の有無も必ず伝えるのが適切に検査を受けるための心得です。
最後に
短期人間ドックは通常の人間ドックと同様に事前予約が必要になります。
最後に、僕が役所に申請した用紙を紹介しておきます。
役所の窓口に、短期人間ドックを受診したい旨を伝えると、以下受診券を渡されるので、そこに必要な情報を記入して申請します。
この用紙は短期人間ドックの受診券になるので、当日病院に持っていく必要があります。
申請が受理されると、短期人間ドック審査結果の用紙も渡されますので、こちらも当日病院に提出する必要があります。
短期人間ドックのお知らせももらいました。特に難しいことは書いてありません。
他の自治体が同じフォーマットかどうかはわからないので詳しくは、お住いの役所に聞いてみてください。
なお、短期人間ドックは通常の医療機関の検査設備を使うので、時期によっては予約が取りづらいことがあります。
僕の住んでいる自治体の短期人間ドックの受診券には有効期限があり、申請から1ヶ月間しかなかったため、日程変更の際は注意が必要です。
(特に土日希望の場合は、一ヶ月先なんてザラになります)
ちなみに僕は、仕事の都合でどうしても出社しなければならないことが続いたので、なんどか再申請をしたことがあります。
役所にいくことが面倒な人も多いと思いますので、この辺りの日程調整もしっかり計画しておくようにしてください。
それでは、健康なフリーランス生活を!
追伸
僕の住んでいる自治体では、40歳未満のフリーランスが補助金の対象です。
(40歳以上は、特定健康診断というものが無料で受けられるようになります)
詳細は、お住いの自治体のホームページを確認ください。
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