JMeter ユーザエージェントを偽装してサイトにアクセスする負荷テスト
スマホ向けサイトの検証をする!
といったら真っ先にUser Agent(ユーザーエージェント)というキーワードを思いつくかと思います。
スマホサイトの構築を経験した人であれば、UserAgentを偽装してPCからスマホサイトにアクセスしたことがあるかと思います。
(ユーザーエージェントでPCサイトかスマホサイトかを判定している場合ですが、、、)
もちろん、JMeterでもUserAgentをお偽装してスマホ向けページに負荷をかけることが可能です。
また、ユーザーエージェントの情報を元に、ブラウザ、デバイス、OSごとにページの出しわけを行っている場合でも、JMeterにお任せください。
簡単な設定で実現できますので、さらりと説明していきたいと思います。
実践
まず、検証用のページですね。
アクセスしてきた人のUser Agentを表示するだけのページをいつものようにpenguinwebに用意しました。
URLは、http://penguinweb.net/182.htmlです。
次に、JMeterにテストシナリオを登録します。
単純に上記のページにアクセスするだけのシナリオなのでここでは詳しく説明しません。
(わからないかたは、JMeter 【基礎編】を参照してください)
この状態で負荷テストを実行すると以下のとおり、「Apache-HttpClient/4.2.6 (java 1.5)」と表示されます。
これがJMeterのUserAgent情報になります。
次に、UserAgentを設定してアクセスしてみます。
スレッドグループで右クリックし、「追加 > 設定エレメント > HTTP ヘッダマネージャ」をクリックし、HTTP ヘッダマネージャを追加します。
以下の画面が表示されますので、「追加」のボタンをクリックします。
すると入力フィールドが表示されますので、名前に「User-Agent」、値に任意のUserAgentを入力してください。
ここで要注意ですが、UserAgentを設定する場合は、名前には必ず「User-Agent」と入力してください。
最後に、テストを実行すると以下のとおり、先ほど入力したUserAgentでサイトにアクセスできていることが確認できます。
最後に
ここでは、UserAgentを設定する方法を紹介しました。
実は「HTTP ヘッダマネージャ」は、その名のとおりHTTPヘッダー情報が設定できるため、他にもリファラー(Referer)や文字セット(Accept-Charset)なども変更することが可能です。
アクセス元によってサイトの表示要件が異なる場合などにも対応することが出来ます。
いやー、JMeterは本当に便利ですね~
これで無料ってところが驚きですよね。
コメント一覧
コメントはありません