曲を作ってみる ~自分たちのオリジナルソング~
最初は仲間と一緒に、曲のコピーで満足かもしれません。
でも、次第にプロを目指す以上は
オリジナル曲を作ってみたい。
という気持ちになることは避けられないと思います。
ここでは、作曲について触れてみたいと思います。
作曲できないとNG?
そもそも論ですが作曲出来なくてもプロとして生活していくことは可能です。
実際に、
曲はかけないけど、詞は書けます。
といった作詞家や、
作られた曲をベースに編曲する
といったアレンジャー、など音楽界には職能がいくつかあります。
全部自分でできれば、それに越した事はありませんがかなり大変だと思います。
海外のアーティストでイングウェイ・マルムスティーンは担当するパートのアレンジもすべて自分でこなしているそうです。
日本だと、岡村靖幸なんかはレコーディング時のバックバンドも全部自分でやるそうです。
・・・と、脱線しそうなので先に進みます。
曲を作る作業自体は、頑張れば誰でも出来ると思います。
ただ、それがイイ曲(というか売れる曲)かどうかは話が別です。
いわゆるセンスですね。
まぁ、売れるかどうかはさておき、曲作りにトライするのは良いことですのでその気持ちは大事にしてください。
ここで言いたいのは、
たとえ、曲作りのセンスが無くても他の職能がある
ということです。
バンドでプロを目指すのであれば、メンバーがいます。
曲作りは他のメンバーに任せて、自分に出来ることをしましょう。
例に挙げると、ボーカル・ギター・ベース・ドラムといった編成のバンドであれば、オリジナル曲に対して、自分のパートのアレンジを頑張れると思います。
たとえギターが弾けるボーカルが作曲してても、ギターパートのアレンジはギター担当がやらないと意味がありません。
(それなら、曲をコピーしていると変わりませんからね)
他にも、
- 自分のパートの技術を磨く
- フライヤーデザイン
- 物販制作
- ライブブッキングなどマネージメント
- スタジオ予約など雑用
などでバンドをサポートすることが出来ます。
プロになったら必要ないかもしれませんが、プロになるまでの道のりは厳しいです。
時には、やりたくないことも率先してやらないとバンド活動自体が危うくなることだってあります。
まぁ、何はともあれ作を作ってみたいと思ったらやってみてください。
そこで、自分には才能がないかもと思っても諦めず他で頑張りましょう。
補足ですが、クラシックなどのように原曲をベースに、自らの表現力で勝負するジャンルもあります。
なので進むべき方向をしっかり見定めて、自分に必要な技能を伸ばしましょう。
作曲は難しい?
先に触れたとおりば誰でも出来ます。
たとえば、お風呂に入ってるときに、何も考えずに鼻歌を歌ってることはないでしょうか。
それも立派なオリジナル曲です。
ただ、それだと誰にも聞いてもらえないので、万人にお買い上げいただけるようキチンと形にする必要があります。
形にするにはレコーディング・CD制作が必要になりますが、それらは、以下のページで紹介していますので、参考にしてみてください。
とにかく作曲してみる
キチンとして形にする前に、まず、
曲ってどうやって作るの?
そういう人がこのページを見ていると思いますが、結論としては、決まりきった方法やマニュアルはありません。
というと話が終わってしまうので、メジャーな方法を紹介します。
コード進行から考える
世の中には有名なコード進行があります。
パッヘルベルのカノンは超有名ではないしょうか。このコード進行にメロディーを乗せたものをベースに、メンバーと一緒に考えるとみんなの意見や考え方が分かったりするので、いつものスタジオ練習の雰囲気が変わって楽しいです。
メロディーから考える
楽器が出来ない人はこの方法がとっつきやすいかもしれません。他にもリズムを考えてメロディーやコードを乗せていくやり方なんかもあると思うので、自分にあったやり方を試してみてください。
曲に必要な要素
何も考えずにとにかく作曲しただけでは、おそらく秩序のない自己満足の曲が出来て終わるでしょう。
曲には、いくつかの要素があり、その要素を入れてやる必要があります。
具体的には以下の項目です。
曲の雰囲気
コード進行
曲の構成
リズム型
ここでそれぞれを詳しく説明すると本が一冊書けるので、割愛しますが、メンバーと一緒に考えるといいと思います。
なぜなら、各メンバーごとに考えがありますので、細かく作りこまなくてもスタジオで合わせると勝手にこれらの要素が入ってきます。
曲作りのお供
曲は作ったら記録しておかないと忘れてしまいます。
また、バンドメンバーと形にしていくのであれば、聞いてもらわないと何も伝わりません。
最近はスマートフォンの機能が充実しているので、鼻歌を録音して聞かせてもいいでしょう。
ただ、それですと音は悪いですし、それだけで「もういいや」となりかねません。
パソコンが1人1台の時代ですから、データにして渡せば、メンバーも家で聞き込んで自分のものにしてからスタジオに来てもらえるようになります。
また、実際に、オリジナル曲を作ると理解できると思いますが、最初は軽い気持ちで作っていたとしても、形になっていくにつれて、結構こだわりが出てきます。
さらに、細かい箇所が気になって修正したり、気に入らなくてBメロを何度も作り直しをしたりなんていうのを繰り返していくうちに愛着が湧いてきます。
そういった作業を、携帯の録音で一発撮りとなるとなんども取り直しが発生して大変ですが、そういった作業を便利なのが作曲ソフトです。
いくつかピックアップしてみましたので、検討してみてください。
個人的には、cakewalkが気に入ってここ数年はずっと使っています。
また、初心者向けに、楽器を持っていない人にキーボードがセットになっているもや、マイク越しに鼻歌を入れるだけでコード・リズムを自動で入れてくれる機能があります。
便利になりましたね~
オリジナル曲に完成はない!
最後に、オリジナル曲に完成はありません。
わかりやすいところでいうと、宇多田ヒカルがはやった頃は、宇多田っぽくタメで歌うアーティストが増えましたし、昔の名曲をメロコア風にアレンジするバンドが出てきました。
それは、いつものスタジオ練習でも同じです。
メンバーの考えが変われば曲を合わせる中で新たなフレーズを弾いたりするため、他メンバーがそれに合わせると雰囲気が変わる、なんてことは良くあります。
曲は演奏者の考えや気持ちで、常に変わり続けていきます。
なので、自分が作った曲でも意図しない雰囲気になってしまうことは珍しくありません。
でもそれはそれで受け入れて欲しいと思います。
これは個人的な考えですが、
考えたメロディーに最適な歌詞をのせることが出来る人
がセンスがあると思っています。
根拠としてはちょっと薄いですが、今でもCMなどで使われる昔の名曲は、メロディと歌詞が一緒に頭に入ってくるので特に意識しなくても自然と耳に入ってきます。
万人に受ける良い曲というのはそういうものなのではないかと思っています。
世の中に、作詞・作曲が出来る人はたくさんいます。
でも音楽で成功する人は、上記のセンスを持った人ではないかと思います。
「自分が作った曲だから」という気持ちは分かりますが、つまらないこだわりはこの際おいておいて、信じたメンバーたちと終わりのない曲作りを楽しんでください。
こういうことを楽しみめるバンドであれば、いづれ
お金を払ってでも聞きたいという曲
が生まれてくるかもしれません。
注意事項
上記のままで、かっこよく締めようかと思いましたが最後にオリジナル曲で注意事項を。
曲のパクリはいけません。
ただし、部分的にはパクってもOKです。
要するに、丸パクリはNGってことですね。
ちょっと判断が難しいですが、リズムパターンやベース音、コード進行なんかはパクってもOKの範囲とされています。
メロディラインはNGです。
パクると、「どっかで聞いたことあるな~」という感想が出てくるので自然と避けると思いますが。
知らずに似てしまうことはありますが、まぁそこはメンバーの意見も聞いて工夫をしましょう。
とはいえ、プロの世界でパクリ曲は横行しているので頭ごなしにいえないのが残念ですが、身近なところでもトラブルの元になるので出来る限り避けましょう。
トラブルの例がありましたので参考にしてみてください。情報ソースが怪しいので参考になりえるか微妙ですが、、、
コメント一覧
コメントはありません