子供の頃に意味がわからなかった童謡の歌詞
時間が立つのは早いもので、二人目の子供がつかまり立ちをするようになり、テレビを見るようになりました。
(といっても、集中して見れるのは5分程度ですけどね、、、)
そんなわけで毎朝、子どもたちと一緒にNHKで放送されている「おかささんといっしょ」を見るのが出勤前の日課になっているのですが、放送の中でいくつかの童謡の歌詞に「ん?なんだこの言葉?」と気になる日本語が見つかりました。
思い出していみると、僕が子供の頃にも同じような疑問を抱きました。
インターネットで検索すれば答えが見つかるこの時代になり、ようやく長年の疑問を解決するときが来ました!
本日は、子供の頃に理解できなかった童謡の歌詞について、疑問とその調査結果を紹介したいと思います。
ちなみに「おかあさんといっしょ」を見るのは、実に30年ぶりです!僕はポンキッキ派だったので、ガチャピン・ムックの方が馴染み深いのですが、フジテレビでの放映は終わってしまいました。今はBS放送で視聴できるので、機会があったら見てみようと思います。
疑問の歌詞その1:ちょうちょう
ひとつ目は、幼稚園でも年少から歌う機会も多いであろう「ちょうちょう」から取り上げます。
ちょうちょう ちょうちょう
なのはにとまれ
なのはにあいたら
さくらにとまれ
この「なのはにあいたら」の部分が理解できませんでした。
当時の僕は「菜の葉が空いたら」だと思ってました。
つまり、「菜の葉はなんらかの生き物で混雑しているので、空いたら桜に行きなさい」として解釈していました。
当時の僕も「菜の葉が空いたら、なぜ桜にいくのか?」と、筋が通らないことには気がついていたのですが、親に聞いても「わからない」しか言われなかったので、諦めてそのまま放置しました。
30年が経過し、「なのはにあいたら」についてGoogle先生に尋ねると、すぐに答えがわかりました。
実は、
菜の葉に飽(あ)いたら
だったのですね。
つまり、「飽きたら」という意味でした。
これであれば、「菜の葉に飽きたら、桜に行きなさい」なので、筋は通ります。
長年の疑問が一瞬にして解決しました、、、(汗)
すごいぜインターネット!
わかってみるとなんてことはないですが、だったら「菜の葉に飽きたら」という歌詞にすべきではないかという新しい疑問が出てきたので、そちらも調べてみました。
すると、昔は飽きることを「飽く」と言っていたので「飽いた」のように、使われていたのが、いつしか「飽きる」というふうになったそうです。
また「飽いた」という日本語事態は標準語としてきちんと存在しています。(「飽きた」が主流なので、単純に使われていません)
参考にしたサイトはコチラ
疑問の歌詞その2:とんでったバナナ
お次は「とんでったバナナ」からになります。
こどもがふたりでとりやっこ
この「とりやっこ」の部分が理解できませんでした。
小学1年生くらいに歌った記憶があるのですが、その時は先生の配慮からか「とりあって」と教わって歌っていました。
なので、言葉の意味自体は理解できていましたが、なぜ歌詞が「とりやっこ」だったのかは、今でも謎のままなので、こちらも調べてみました!
が。。。正確な情報はわかりませんでした。。。
ちょうちょうの「飽いたら」とは異なり、「とりやっこ」については、疑問視している投稿自体が見つかりませんでした。
みなさん、「とりやっこ」で納得しているということでしょうか。それとも学校が「とりあって」として教育を徹底するようになったのでしょうか、はたまた、小学生1年生の頃なので、そもそも気にしていないのでしょうか。
とにかく、なぜ「とりあって」ではなく「とりやっこ」なのだ?、という声がない事自体に衝撃を受けました。
などと言いながらも「僕がおかしい」という説も否定出来ないので、とにかく情報を集めることにしました。
集めることができた情報としては、以下の2点のみです。
- 愛知県の北設楽郡あたりである奥三河地方の方言にて、「取り合いっこ」を「とりやっこ」として使われている。(方言のサイトはコチラ)
- 作詞家の片岡 輝は、中国で育ち日本では慶應義塾大学に通っていた。その後の活動(片岡 輝のプロフィールはコチラ
これらの情報から、
「とりやっこ」は方言で、作詞家がその地方に縁のある人物である
という仮説を出したのですが、片岡 輝の居住歴、また両親・親族の情報については見つけることはできませんでした。。。
現在、作詞家の片岡 輝さんはまだご存命で、東京家政大学名誉教授や、NPOの理事などをされているので、当人にこの質問ができる人がいましたら、よろしくお願いします!
最後に
30年来の疑問が完全に解消されたわけではありませんが、少なくとも「ちょうちょう」については、いつ子供に聞かれても大丈夫です(笑)
こうやって長年の疑問が、簡単に解決できるようになったのは喜ばしいことですね。
以前、「親の学歴が低いと子供の学歴が低い」なんて記事を見かけましたが、インターネットで簡単に調べられる時代になり、そのあたりのハンデキャップがなくなるのは良いことだと思います。
僕自身、親に疑問をぶつけても、「わからない」の一点張り、逆ギレされる、などまともに取り合ってもらえない家庭だったので、もっと早くにインターネットに触れていればなぁ〜なんて思うこともあります。
まぁ、過去のことは言ってもキリがないので、少なくとも自分の子どもたちには、知的好奇心を満たしやすい環境を整えてあげたいと思う今日この頃です。
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