乳児の頭頂部がヒクヒクしている 〜その名は大泉門
生後6ヶ月の赤ちゃんが1人でお座りできるようになったのを見て、「子供が大きくなるのなんてあっいう間だなぁ〜」なんて感慨にふけっていると、
ん?おでこの上あたりになにかいるぞ?
と、何かの影が動いているのかと思って、近づいてみると、なんと何もいません!
赤ちゃんのおでこの上辺り、ちょっと凹んでいる箇所がヒクヒク動いていました!
よく見ると意識的にヒクヒクさせているわけではなく、脈拍に合わせて動いている感じなので、なんらかの異常があるわけではなさそうです。
とは言え、一人目の時はこのような現象は見られなかったので、ちょっと気になります。
そう言えば、市川市で行われている「プレ親学級(旧母親学級・両親学級)」に参加した時、赤ちゃんの沐浴レッスンの際、赤ちゃんの人形で、おでこのあたりはやわらかいので、意味もなく触らないように教わりました。
そんなわけで、今日は赤ちゃんのおでこがヒクヒク動く件について、調べてみました。
赤ちゃんのおでこがヒクヒクしている動画
一度気になってみると、けっこうな頻度でヒクヒクしていることがわかりました。
ヒクヒクしているところを、iPhone6Sで撮影した動画あるのでご覧ください。
このブログを書いている現在、この子は10ヶ月ですが、この動画ほどよりヒクヒク動く範囲は小さくなりました。
それでは、このヒクヒクの正体について言及していきます。
ヒクヒクの正体、大泉門とは
このヒクヒクしている部分は大泉門といって、頭蓋骨に空いている穴の部分になります。
この穴は2歳位には閉じるので、大人の僕にはこの穴はありません。
意味もなく穴が開いているわけではなく、大泉門が存在する理由は以下の2つです。
- 産道を通りやすくする
- 脳を大きくするため
赤ちゃんの頭蓋骨は骨重積といって、理科室にあるガイコツの標本のようにくっついておらず、いくつかのパーツに分かれています。
この骨重積のおかげて、狭い産道を通り抜けられられ、1歳くらいまでに2倍の大きさになる脳の成長に耐えられるようになっているのです。
また、大泉門の名前の通り、小泉門も存在します。
少泉門は後頭部にあり、こちらは生後2ヶ月ほどで閉じます。
大泉門をぶつけてしまったら
骨で覆われていない分、物理的な衝撃には弱いです。
とは言え、筋膜や脳脊髄液といったもので守られていますのでちょっとぶつけたくらいでは問題ありません。
ただ、どんなに注意していても何が大泉門にヒットすることはあると思います。
もしぶつけてしまったあとでも、激しく泣いたりしていれば問題ないと思います。
ただ、ひどく腫れたり、ぐったりしている、また、急に熱が出るようであれば迷わず病院に連れていきましょう。
最後に
2歳くらいまでに大泉門が、開いたまんまだったり、早く閉じたりする場合は、以下の病気の可能性があります。
- くる病(骨軟化症)
- クレチン症(先天性甲状腺機能低下症)
- 狭頭症
- 小頭症
- アペール症候群
- 水頭症
また、脱水症状や栄養障害などの可能性もあります。
初めての子育ての場合は、毎日が不安の連続で大変なことも多いと思いますが、一緒に頑張りましょう。
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