無料で高画質!ShadowPlayでPC画面を録画する
更新:2017-02-12
ブログもだいぶ慣れてきて、最近はただの画像だけではなくYouTubeに投稿した動画を埋め込むなど、表現の幅が広がってきました。
ところが、書き貯めている記事の中に、少々使い方が複雑なソフトウェアの紹介などがあり、PCの操作を録画して公開したいなと思っています。
とは言え、現状ブログのマネタイズは芳しくないので、有料ツールを購入するほど潤沢な資金はありません。とりあえず無料でいい感じの動画キャプチャソフトを探してみたものの、画質が悪かったり、サイズが小さかったり、製品のコピーライトがはいっていたりとなかなかよいソフトが見つかりませんでした。
ところが、僕のPCのビデオボードであれば、無料でPC画面を録画できることがわかりました!
しかも超高画質!
そこで、本日は僕が利用している動画キャプチャソフトであるShadowPlayのインストールから設定、まだ実際の操作について紹介したいと思います。
条件
まず、ShadowPlayはGeForce ExperienceというNVIDIA社のビデオカードのドライバをアップデートしたり動画キャプチャを可能にするアプリをインストールする必要があります。
利用するにあたって条件がありますので記載します。
- ビデオカード:GeForce GTX600シリーズ以降
- OS:Windows XP以降(条件あり)
- スペック:CPU、メモリはFF14がヌルヌル動くくらい
なお、詳細はNVIDIA社の公式サイトにあるGeForce Experienceのシステム要件を参照ください。
http://www.nvidia.co.jp/object/geforce-experience-system-requirements-jp.html
ビデオカードの確認方法
僕はPCを自作したので、たまたまビデオカードがGeForce GTX760でした。
もちろん、完成品のPCでもNVIDIA社のビデオカードを使っていることがあるので諦めずに確認してみましょう。
ビデオカードの確認方法は、コチラのサイトが参考にしてください。
準備
条件にマッチしていたら、GeForce Experienceをインストールしましょう。
公式サイトで配布しているので以下のURLからダウンロードして下さい。
http://www.nvidia.co.jp/object/geforce-experience-shadow-play-jp.html
なおドライバーも必要になりますが、こちらは上記をインストールすれば一緒にインストールされるので、特に取得する必要はありません。気になる方のためにURLを載せておきます。
http://www.nvidia.co.jp/Download/index.aspx?lang=jp
準備が整ったら、GeForce Experienceをインストールしてください。
ShadowPlayの設定
GeForce Experienceのインストールが無事に終わったら、動画キャプチャソフトであるShadowPlayの設定について説明していきます。
GeForce Experienceを起動すると以下の画面になりますので、画面上部のタブから「ドライバー」を選択します。
そこで、ドライバーが最新であることを確認します。最新版であることが確認できたら 右上の「ShadowPlay」ボタンをクリックします。
なお、古い場合は右の緑のボタンをクリックして最新版にアップデートしましょう。
以下の画面が表示されるので、左のスイッチをクリックします。
すると、ShadowPlayのスイッチが入り、画面を録画できる状態になります。
(まだ録画はされません)
高画質で画面の操作を録画するべく設定を見ていきます。
細かい点については説明しないので、一度使ってみて、あとから弄ってみるのが良いと思います)
「モード」をクリックし「シャドウ&手動」を選択します。
「シャドウ時間」はスライダーを一番右端に設定し、20分 or 7.5GBまで取れるようにします。
ただ、 Windows 7 Home Premium 64bit版では20分 or 7.5GBの制約内でしたが、Windows 10 Home 64bit版にしてからは、この上限を超えて録画できるようになりました。
おそらく、最大物理メモリサイズが制約条件になっているのではないかと思います。
「クオリティ」は「カスタム」を選択し、 「解像度:In-game」「フレームレート:60」「ビットレート:50」とします。
「オーディオ」は「ゲーム内」を選択します。
続いて、画面上部のタブから基本設定を選択し、左メニューから「ShadowPlay」をクリックし、カメラを一番大きいものにします。
「ステータスインジケータ」は画面右下を選択します。
「フレームレート」は画面左下を選択します。
最後に、画面一番下にある録画した動画の保存先を指定しておきます。
これで設定は完了です。
ShadowPlayで画面を録画する
それでは、PCの操作を録画してみたいと思います。
録画を開始・終了には、ショートカットキーとして「Alt + F9」を使います。
ここでは、例として動画を再生させて見ます。
以下のとおり動画が入っているフォルダを最大化し、その上にGeForce Experienceを表示し、ShadowPlayがオンになっている状態です。
上記画面の状態で、ショートカットキー「Alt + F9」を押下したら動画キャプチャが開始され、以下の動画の様になります。
Youtubeにアップしたせいで画質は荒くなっていますが、実際には元の動画と同じ画質で録画(動画キャプチャ)されています。
なお、PCで再生した動画はJVCのGC-P100というビデオカメラで撮影しています。
注意事項
- 録画がうまくできない方は、Windowsのエアロ(Aero)機能がオンになっていることを確認してください。PCの動作を軽くするなどの理由でオフにしている方もおおいと思いますが、オンにしないと録画できません。Aeroの有効・無効はコチラを参照ください。
- 紹介した設定で録画すると、動画のサイズがかなり大きくなります。紹介した動画のサイズは29秒で149MBあります。HDDなどストレージは大容量をおすすめします。
最後に
もともとは、PCゲームのプレイを録画するための機能ということもあり、高画質で録画できます。
無料でここまで高画質に動画キャプチャできるソフトは他にないと思います。
これでブログで表現できる幅がさらに広がりました。
でも、動画が高画質であることを伝えるために自前で撮影した映像を使いましたが、これって悪用できてしまいますね。。。
例えば、このソフトを使えばデジタル著作権管理(DRM)で保護されている動画も録画出来てしまいまうということです。
一応調べてみたところ、DRMを解除することは違法ですが、DRMで保護されている動画を録画するのは大丈夫なようです(かなりグレーですが)
もちろん、自分が所有の動画を自身で楽しむのは問題ないですが、第三者に転売したりするのは違法です。
みなさま、自己責任でお願いします。
追記
2016年9月にGeForce ExperienceのVer3.0ヘのアップデートができるようになりました。
アップデートすると、デフォルトの設定ではShadowPlayの動画キャプチャができなくなります。
設定を見直せばいいだけなので、アップデートしてしまったら、GeForce Experienceを設定から(ShadowPlayではないですよ)からプライバシー管理の項目を「いいえ」にすれば大丈夫です。
また、GeForce Experienceを設定にプライバシー管理の項目が見当たらない場合は、geforceのドライバをアップデートすれば表示されるようになります。
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