Webサイトにサイトマップ(sitemap)は必要か?
最近のWebサイトは、ほぼ必ずと言っていいほど「サイトマップ」が存在します。
自分が設計するときもそうですが、当たり前すぎて、わざわざ要望がなくてもワイヤーフレームを作成していたりします。
今日、たまたまサイトマップのワイヤーフレームを作成してて、ふと
これって需要あるのかな?
と思ってしまいました。
改めて考えると、パッと利用イメージがイメージできなかったので考えてみました。
目的
何のためにサイトマップを用意するかと言えば、
クライアントサービスのため
と言えばそのとおりですが、なせ必要なのかという点をきちんと明確化しておきたいと思います。
最近UX/UIについて重要視する企業も増えてきていますので、改めてユーザ視点で考えて見たときに、サイトマップって必要なのでしょうか?
どういうケースのときにサイトマップを見たいと思うのでしょうか。
考えてみた限り、
そういうケースはほぼない
という結論に至りました。
理由について触れます。
皆さん、Webサイトに訪れるのは何かしら見たいコンテンツがあるときかと思います。
つまり、何かしら目的があって、それを達成するためにサイトにアクセスするわけです。
その場合、何かしらキーワードで検索をして、検索結果一覧からサイトにアクセスすると思います。
そこに目的の情報がなかったら、どうしていますか?
おそらく、サイトマップなど見ることはなく検索結果一覧に戻って別のサイトにアクセスするでしょう。
そうなのです、サイトマップにアクセスすることはないのです。
ただ、ユーザの利用イメージとしては思いつかなかったですが、
検索エンジン(クローラー)に見つけてもらいやすくする
というニーズを満たすことが出来ます。
ただ、これも検索エンジン(クローラー)用のサイトマップXMLを用意すればユーザ用のサイトマップページを作る必要はなくなってしまいます。
(WordPressであれば、先日検索エンジン用のサイトマップ自動生成で紹介したプラグイン「Google XML Sitemaps」を利用すれば解決しちゃいます)
また、ちょっと利用ケースは少ないですが、
- 参考にしているサイトの全体構造を把握したい
- 競合サイトとしてベンチマークしていてコンテンツの一覧を知りたい
- そのサイト(管理者)に興味を持っていて、そのサイト(管理者)の最新情報を常に得たい
などといったニーズを満たすためにも、便利なページであることは間違いありません。
言ってしまえば、あったら便利、ってことですね。
まとめますと、僕個人的には「必要ない」なのですが、
「あると便利」であることは確かなのでクライアントに求められたらやってあげましょう
ということになります。
ちょっと極論でしたが、クライアントにどういう目的で必要なのかを確認し、利用ケースが想定できるのであれば、対応するでよいですね。
懸念事項と解決
さて、サイトマップを作るにあたって問題があります。
それは、「保守性」です。
コンテンツが増えるたびに、サイトマップにも追加しなければなりません。
当然、クライアントは月額の運用費を抑えたいと思いますし、仮に個人運用だったとしても、更新の手間は減らしたいかと思います。
WordPressを利用している場合は、便利なプラグインがありますのでそちらを利用すれば手軽に実装できます。
(WordPressでサイトマップを作成することがあれば、WordPressでサイトマップを作成するを参考にしてみてください)
スクラッチで制作した場合は、手動で管理・更新をするしかないかなさそうですが、、、、
いや、ありそうだな。。。
時間があったら探して見ます。
まとめ
今では、検索エンジンが最適化されているので、必要な情報をピンポイントで取得できるようになりました。
ただ、クライアントにはいまだにレガシーな考えのWeb担当者が存在するのも事実です。
そんな担当者と仕事することになったとき、あるべき姿を追い求めて論破するのもよいですが、運用を含めてたいした工数がかからないのであれば、無条件で含めてしまうっていうのもありかと思います。
決してサイトマップは不要であるといいたいわけではないので、あしからず。。。
コメント一覧
コメントはありません