Macのエクセルでオブジェクトの選択や整列を使う
資料を作るときは、パワポとエクセルどちらかが多いですか?
僕は昔からPowerPointをこよなく愛しているため、どんな資料もまずはパワポで作ろうとします。
ただ、画面遷移図や画面設計など作るときは、画面の表示エリアを広く使いたいこともあるのでエクセルを使うのですが、これらの資料はオブジェクトを多用します。
僕は「クライアントに提出する資料は、一生残る出版物だと思え」という元コンサル会社の上司の下で数年間仕事をしていたので、基本的に資料は綺麗に素早く作ります。
そこで欠かせないのが、オブジェクトを左に寄せたり、均等に配置したりと綺麗に整列させるコマンドです。以下はパワポの機能です。
ところが、Macのエクセルだとこのオブジェクトの整列がメニューに存在しないため、そのままでは使えません。また、整列だけではなく、オブジェクトの選択もマウスで範囲指定するのではなく、オブジェクトを一個づつ選択しなければなりません。
実はこの設定Macのエクセルでもできるのです!
設定自体10分もかからりません!
ただ、PCごとに設定が必要なので、ちょうどPCを買い換えたこのタイミングで、前から備忘録に残したかったこの設定方法について紹介したいと思います。
Macのエクセルでオブジェクトの配置をする方法
エクセルを起動して、左上のメニューにある「Excel」から環境選定をクリックします。
画面にある「リボンとツールバー」をクリックします。
ここで、画面右側の下にある+ボタンをクリックします。
そして、新しいタブを選択。
すると右側のエリアに新タブと新しいグループが追加されます。
ここに、オブジェクトの選択と整列を追加します。
同じ画面の左側の上にあるプルダウンから「ツールタブ」を選択。
描画ツールの配下、図形の書式選択 > 整列 > 選択ウィンドウ を選択して画面真ん中の右矢印ボタンをクリックします。
描画ツールの配下、図形の書式選択 > 整列 > オブジェクトの並び替え を選択して同じく、画面真ん中の右矢印ボタンをクリックします。
右側に追加されたことを確認したら、保存して設定は完了です。
ではエクセルのメニューを確認していきます。
上のメニューを確認すると「新しいタブ」が追加されています。
新しいタブをクリックすると、先ほど設定した「選択ウィンドウ」と「整列」が追加されています。
では、使ってみましょう。
オブジェクトを適当に作って、選択ウィンドウを押下するとオブジェクトが選択されます。
「command + A」と同じ機能です。もし選択したくないオブジェクトがあれば、右側の「オブジェクトの選択と表示」の中をクリックすれば外せます。
オブジェクトを選択した状態で「整列」の左揃えをクリックすると、、、
ちゃんと左に揃えてくれました。
最後に
難点としては、パワポのようにマウスの範囲選択でオブジェクトが選択できないことです。
Windowsのエクセルではできるのになぜだ!
調べましたが、こればっかりはどうしてもできないので、今のところ諦めるしかありません。
とはいえ、オブジェクトの全選択、整列だけでもかなり効率化されますので、Macユーザでエクセルでオブジェクトを使う資料を整えるのに苦労していた方は、是非使ってみてください。
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