生後8ヶ月の赤ちゃんが中耳炎 〜鼓膜切開しました〜
我が家の生後8ヶ月の娘が、中耳炎になってしまいました。。。
原因は、風邪をこじらせ、鼻水が中耳に溜まり、膿となってしまったことです。
鼻水吸引器でマメに鼻水を取ってあげていたのですが、ダメでした。。。
(我が家では、僕自身が鼻に弱いこともあって、鼻水吸引器を所有しています。レビューをしていますので参考までにどうぞ。電動鼻水吸引器の商品レビュー)
風邪の引き始めから、中耳炎が完治するまでに1ヶ月ほどかかりましたが、今は何事も無く健康な日々を過ごしています。
実は、風邪自体もけっこう強烈で、40℃近い高熱が五日間続きました。これだけでも十分心配でしたが、その後、中耳炎になるという、大人でも参ってしまう状況でしたが、終わってみればなんとやらです。
そんなわけで、本日は娘に起こった中耳炎の完治までを紹介したいと思います。
風邪の始まり
子供は二人いるのですが、幼稚園に通っている3歳の子がひいた風邪が、生後8ヶ月の子に伝染ったのが始まりです。
二人共、40℃近い高熱になりましたが、3歳児は1日で収まり、8ヶ月の子は5日間続きました。
1〜2日の高熱は、赤ちゃんにとってはよくあることなので、食欲があったり睡眠が取れていれば、心配することはありません。
ただ、3日目になっても熱が下がらなかったので、病院につれていきました。
実は、この時はGWだったのでかかりつけの病院にかぎらず、お休みです。
仕方がないので、休日対応が可能な救急病院へと連れて行きました。
救急病院での診察してもらうだけなら、普通の病院とかわらないですが、あくまで暫定の対応です。診察後は、かかりつけの病院でちゃんと診てもらうようにと案内されます。そのため、薬は休みの間だけしかくれません。
診察の結果は、最近はやっている風邪の症状とのことで、風邪の薬と解熱剤をもらいました。
発熱自体は、人間の防衛機能が働いている証拠なので、むやみに熱を下げるのはNGとのことで、もらった解熱剤は、眠れなくて苦しそうだったら場合に使ってくださいということでした。
熱が下がり、ピークが過ぎた
GWが空けてもまだ熱が下がらなかったので、救急病院の指示通りかかりつけの病院に行きました。
救急病院の医師に言われたことと同じことを言われ、風邪の薬を五日分もらい様子を見ることになりました。
結果、五日目に熱が下がり、処方された薬のおかげで、風邪の症状も治まってきました。
ひと安心しましたが、この時すでに1ヶ月に及ぶ長い戦いがはじまっていたのです。
何か異変?診断の結果は中耳炎!
熱は下がったのですが、鼻水がひどすぎるので、かかりつけの病院につれていきました。
ウチは、風邪をひいたら耳鼻科に行くようにしているので、この耳鼻科で耳の中を診察してもらったところ、
鼓膜が腫れています。中耳炎ですね
と告げられ、写真を見せてくれました。
鼓膜の正常な状態を見たことがないので、腫れていると言われても「そうですか。。。」としか言いようがありません。
けっこうな腫れ具合らしいのですが「今回は薬で様子を見ましょう」ということになり、薬が切れたらまた来てくれとのことでした。
さらに「鼓膜の腫れが収まっていなかったら、鼓膜を切開するかもしれません」と言われました。
えー!!!
マジか。。。
そんなに酷い状態なのか。。。
もっとこまめに鼻水を取ってあげればよかったと激しく後悔しました。
が、いまさら言っても仕方ないので薬をかならず飲ませるように固く心に誓いました。
また、処方された薬は以下の通り。
経過が悪い、、、鼓膜切開
「鼓膜を切開する」なんて大人でも嫌なので、どんなに嫌がっても薬をちゃんと摂取させ、今まで以上にこまめに鼻水を取ってあげるようにしました。
五日間の自宅対応が完了し、鼻水はでなくなっていたので、「風邪も完治したし、中耳炎もだいぶ良くなっているだろう」と思いながら、かかりつけの耳鼻科に行きました。
診察の結果、医師の口から出た言葉は、
んー、まだ腫れが酷いですね〜、鼓膜切開しましょう
でした。
なんですとー!!!
と思っていたらまた鼓膜の写真を見せてくれました。
写真を見せられても、やっぱりわかりませんが、両耳ともに鼓膜の腫れが酷いとのことで、左右の耳の鼓膜を切開することになりました。
というわけで、そのまま鼓膜の切開がなされました。
服を着替えたり、別室に移動するのかとおもいきや、診察台の上で、そのまま細長い器具を耳に入れて、ちょいちょいと動かして鼓膜の切開は完了です。
その後、小型の掃除機のようなもので、膿を吸い出したところ、でるわでるわ・・・
赤ちゃんの鼓膜の中に「そんなに入ってたの!?」というくらいの量でした。
辛い思いをさせてしまったと、今更ながら反省です。
施術の時間は、10〜15分くらいだったと思います。
まぁ、子供はずっとギャン泣きでしたが、、、
完全にイメージと違う動きでしたが、まぁ鼓膜の切開なんてこんなもんなのですね。
施術後、医師から説明を受け、さらに注意書きをもらいました。
ドキュメントにまとまっているところを見ると、中耳炎はおろか、鼓膜の切開なんて珍しくないのだなぁと感じました。
耳垂れについては「他のお子さんがいると触って二次感染につながるので特に気をつけてください」という注意を受けました。
この日に処方された薬は以下です。
抗生物質が別の薬に変わっていますね。
鼓膜切開後の診察
鼓膜切開後、薬が切れる五日後に、また様子を診せに来てくれとのことだったので行きました。
鼓膜の写真はもらえなかったのですが、良好とのことでした。
ただ、まだ腫れているので薬で様子を見ることになりました。
この日に処方された薬は以下です。
カルボシステムというのが、中耳炎の対応としては重要な薬っぽいですね。
術後の耳垂れ
耳垂れについて紹介します。
鼓膜切開後、膿を吸い出しましたが、完全ではないので耳垂れとして出てきます。
出てきた膿は、乾燥するとかさぶたのようになります。
この距離だとわかりませんが、実は耳垂れがスゴイです。
拡大すると、赤いかさぶたが見えてきます。
ピンセットで取ってみました!
けっこうデカイです!
まだデカイのとれます!
最後は綿棒で仕上げです。
結果、これだけの耳垂れがとれました。
耳垂れは細菌の塊だそうなので、その辺に放置したりしないようにしましょう。
悪夢再び、、、二度目の鼓膜切開
もう子供の様子もすっかり良くなり、熱もないし、風邪の症状も見られなくなりました。
薬が切れたので、念のため、診察に行きました。
今日で「完治しました」と言われるだろうなぁと思いながら、いつもの診察台に座って子供を抑えていると、
ありゃりゃ、片耳が腫れてますね〜
とのことでした。
えっ!完治してると思ったのに。。。
そんな考えを見透かすかのように、「子供の鼓膜は朝は正常でも、夜になったら腫れてる、なんてケースはよくあることなんですよ」と医師が言葉を続けました。
「そうなのか〜」と思いながら話を聞きつつ、写真も見せてもらいました。
医師いわく左耳の鼓膜が腫れているとのことでした。
この写真をみて「腫れている状態」が初めて理解できました。
正常な状態と比較できないと、素人にはわからないですよね・・・
まぁ、知らなくてもいいことなので、すっと心に留めました。
ぼーっとしていると、鼓膜の切開が始まりました。
前回同様に診察台に載ったまま、細い器具を耳に入れて、ちょいちょいと鼓膜を切開して、掃除機で吸い取る。
またもや、大量の膿が出てきました。
でも前回ほどの量ではありません。
良くなってきたという証拠ですかね。
ギャン泣きしている我が子をあやしながら、前回と同じ説明を受けました。
処方された薬は以下です。
新しい抗生物質が処方されました。
いろんなのがあるのですね。。。
再び診察、診断の結果は「完治」
薬が切れ、再び診察に行きました。
熱もなく風邪の症状もなかったのですが、前回の例があるので楽観視できません。
名前を呼ばれ、診察台の上で生後8ヶ月の娘とがら、恐る恐る診察を受けました。
うん、もう大丈夫ですね
という医師の言葉を聞いて、思わず「よかった〜」と声に出てしまいました。
ただ、「耳を搔いたりなど気になる素振りが見られたら、すぐに病院に来てください」ということでした。
写真をもらえなかったので鼓膜の状態は確認できませんでしたが、きっと正常な鼓膜の状態になったのだと思います。
また、薬も処方されませんでした。
最後に
最後に病院に行ってから2ヶ月が経過しましたが、中耳炎と思われるような症状は出ていません。
親としても、お風呂に入れる時にこれまで以上に耳に水が入らないように気を使ってるくらいで、特に注意していることもありません。
子供が 1人の時は、病気にも人一倍気を使っていましたが、2人目ともなると(歳が近いせいか)、そんな余裕はありませんし、「今のうちに病気になってじゃんじゃん抗体を作り免疫力を高めて欲しい」という考えにすらなりました。
中耳炎になったくらいでは過度に心配する必要もないかと思いますが、子育てに慣れないうちは、やはりちょっとした病気でも心配かとは思います。
今では医療も進歩してますし、土日・深夜でも救急車を呼ばずとも、救急病院で診察してもらえる体制が各自治体で整っています。
子供の病気とも気軽に付き合っていくくらいの余裕を持って、子育を楽しみましょう。
コメント一覧
こんにちは。
「生後8ヶ月、滲出性中耳炎」で検索するうち、こちらの記事にたどり着きました。
拝読し、「よかったー!」と思わず言ってしまいました。というのも、今日まさに、生後8ヶ月の息子が滲出性中耳炎の診断を受け、経過観察と言われたところだったからです。
同じくGW…来週腫れがひけてなければ、切開と言われて怯えていたのです。
しかし、こちらを拝読し、もし手術になってもすぐ終わること、またその後きちんと治ることがわかり、本当に安心しました。
記事を書いてくださって、本当にありがとうございます!
おイモさん
お役に立てて光栄です。
子育ては初めての事が多く、マニュアル通りに行かないのでとても心配ですよね。
みなさんのお役に立てるよう、今後も子育てに関する記事をアップしていきたいと思います!
10ヶ月の息子が重度の中耳炎と診断され、薬で熱が下がらなければ鼓膜切開と言われました。
どんなに可哀想なことなんだろう!と怯えていましたが、レビューを読んで、これなら早々にしてもらった方が良いのでは、と思えるようになりました。
とっても参考になり、不安もとれてありがたかったです!ありがとうございました。
MJさん
子供になにかあれば不安で仕方ないですよね。
もう鼓膜切開の対処は実例も多く手順も確立されているようなので、医者に任せるのが安全安心かと思います。