DVD借り放題だけじゃなかった!TSUTAYAプレミアムのメリット体験
TSUTAYAは、2017年に「TSUTAYAプレミアム」という店舗の旧作DVD借り放題・動画見放題のサービスを月額1,000円で提供開始しました。
しかも、延滞料金なし!
もう放送されなくなりましたが、池田エライザが出演しているCMを見た方も多いかと思います。
このCMを見て、「借り放題なんてやったら店のDVDなくなっちゃうじゃん」と思ったのは僕だけではないと思います。
というわけで、すぐさまネットで調べて、種と仕掛けがわかりました(笑)
TSUTAYAプレミアムには「一度に借りれる枚数は5枚(※)」という条件がついています。
※枚数は店舗によって異なります。
これは一回のレンタルで最大5枚のDVDを保持できるという意味で、もっと借りたい場合は今保持している5枚のDVDを返す必要があります。
僕はブリズン・ブレイクを見たくてTSUTAYAプレミアムに入会しましたが、5枚づつしか借りられないので、全12巻あるプリズンプレイク シーズン1を全部見たい場合は、最低3回はTSUTAYAに行く必要があるということになります。
なーんだ、まぁそうだよね。
しかも入会の条件にクレジットカード決済があるため、月額1,000円は登録したクレカから毎月引き落とされます。つまり、利用しなくても料金の引き落としはされるということです。
旧作DVDの借り放題なので、1本100円と計算すると、月に10本借りないと元が取れない計算となりますが、返却期限がないことや、一部の動画配信サービスも利用できることを考えるとかなりオトクなサービスであると言えます。
よくできたサービスだとは思いますが、市場の動向からからもわかるとおり「レンタル市場が衰退し、動画配信市場が伸びる」という未来を変えるほどのインパクトがあるとは思えません。
おそらく、このサービスでTSUTAYA店舗の右肩下がりの売上に歯止めをかけておきつつ、イノベーティブなサービスを投入してくることが予想されますので、今後のTSUTAYAの動向には注目する価値があると思います。
とまぁ、そんなTSUTAYAプレミアムのサービスに加入して、思わぬ効果がありましたので、本日はそんな出来事を紹介したいと思います。
TSUTAYAプレミアムの思わぬ効果
TSUTAYAプレミアムがもたらしてくれた効果(メリット・出来事)は2つありますので、それぞれ紹介していきます。
いつもレンタル中の作品が動画配信で見れた
TSUTAYAプレミアムは、なんと店舗のDVD借り放題だけではなく、一部の動画配信(※)も楽しむことができます。
※TSUTAYAはTSUTAYA TVという定額動画配信サービスを展開しており、その中で動画見放題の対象となっている作品をTSUTAYAプレミアムのサービスの範囲で楽しむことができます。
僕がTSUTAYA店舗プレミアム契約しているTSUTAYA店舗は、それなりに大きいので作品数は充実していますが、如何せん在庫は少ないため、旧作は1本しかないことがほとんどです。
そのため、子供がいつも見たがっているしまじろうの「しまじろうと フフの だいぼうけん」がレンタル中で借りられなくて困っていました。
ところが、TSUTAYAプレミアムの動画配信サービスで見れることがわかり、この問題が解決しました!
さらにTSUTAYAプレミアムで見れるしまじろう作品は、全部で4作品(2018.1.3時点)もあり子供は大喜びです。
子供の場合、何度も繰り返し映画を見てくれるので、TSUTAYAプレミアムに加入している間、いつでも見れるのは大変ありがたいです。
つまり、この体験では、
- 店舗にあるけどレンタル中で見れない!だけど動画配信で見れる!
- そもそも店舗にはないけど動画配信にはある!
という思わぬ効果がありました。
子供が「成長したな」と感じた
TSUTAYAプレミアムは先ほど紹介したとおり、借り放題と言うものの一度に5本までしか保持できない縛りがあります。
逆に言うと、5本未満だともったいないという感情が湧き上がります。(きっと貧乏性だからなのでしょう。とても残念な気持ちです)
僕が見たい海外ドラマと、我が家の3歳の娘が大好きなプリキュアを借りると、大体5本となるのですが、タイミング次第では「海外ドラマの次の巻がレンタル中」「まだ見てない、またはお気に入りのプリキュアがレンタル中」なんてことがあります。
そんな時は、何を借りようか悩むわけですが、映画を見る時間は子供の方が圧倒的に多いので、ジブリやサンリオ、ノンタンなどを借りることにしています。
TSUTAYAの思惑通り、「借りた作品を観終わったらまた借りに行く」というルーチンにハマり「借りたい作品がない」という頻度が多くなってきたある日のこと。
いつものように「なんかいいのないかなぁー」などと店舗内を徘徊していたところ、ドラえもんの映画コーナーが見えたので、
そういえば昔見たドラえもんの映画なら、3歳児でも見るかもー
ということで、「ドラえもん のび太の日本誕生」を借りて帰りました。
ところが、ドラえもんの過去の映画はすでにリメイクされていたので、今回は「ドラえもん 新・のび太の日本誕生」をレンタルしました。
この映画は僕が小学校低学年の頃に、映画館で上映されたので、実に30年ぶりに見ることになります。
昔を懐かしむ思いを胸に、家に帰って早速ドラえもんを再生!
中盤の原始人がギガゾンビに攫われるあたりのくだりで、「やっぱり3歳6ヶ月の子供には早かったかなぁ〜」と思いましたが「飽きたらシルバニアファミリーあたりで遊びだすと思うからほっておこう」ということで、再生し続けました。
とうとう最後のシーンで、のび太が作ったペットとの別れのシーンで涙を誘うわけですが、ここで娘の顔を見たところ、なんと涙を流していました!
最後まで見続けたのか!
この話を理解できたのか!
そう言えば昔のオレもこのシーンで泣いた気がする!
個人的には、雪山でのび太が行方不明になった後、マンモスから渡されるサイバーパトロールのボタンが丸々、別のシーンに置き換わっていた事に納得がいかないまま状態でいたのですが、そんな不満も吹き飛びました。
とまぁ、いろいろなことが入り混じりましたが、
3歳6ヶ月の娘が映画を見て、悲しみで涙を流した
この事象は、TSUTAYAプレミアムの加入、たまたまレンタルしたい作品がない、ドラえもんのコーナー組がある、といった偶然が重なった奇跡だと思います。
なによりこの奇跡で、親として非常に貴重な体験ができたと思います。
この先、この子はどんなことで涙を流すのか非常に楽しみです。
人類の種を残すという責任を含めて、この子を大事に育てていきたいと思います。
最後に
今回、僕が挙げたようなケースは、完全にエクストリームユーザの目線ですが、潜在的なニーズは多いにあると思います。
例えば、
- 店舗にはなくて困ってる(でも動画配信には作品がある)
- 親子のスキンシップを求めている人に感動体験を提案
なんてニーズが見えてきます。
後者の方は、家族の数だけ答えがあるので、狙うのは難しいかもしれませんが、
TSUTAYAプレミアムで親子の感動体験を!
なんて訴求ができたら、今やただのレンタルビデオ屋さんであるTSUTAYAであっても、過去の栄光を取り戻せるかもしれません。
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