自動車のミラーを自分で交換してみました!
半年ほど前に、愛車である日産キューブで事故を起こしたことを記事にしました。(詳細は、中古車購入から半年!自動車事故を起こしました。。。を参照)
この事故は、左のドアミラーが付け根からポッキリ折れたため、ガムテームで固定し、なんとか自力走行が可能な状態にはしましたが、あくまで応急処置です。
事故当日はガムテームでなんとかしのぎましたが、翌日にはミラーの自重に支えられずボロンとぶら下がっていました。
自分の車がこうなると、映画やマンガで見るのとは全然心象が異なります。
自分ごと化するとしないとでこんなに違うものなのかと、改めて思い知らされました。。。(涙)
ですが悲しんでいる暇はありません。ガムテームの粘着力では限界があるため、早急に恒久対応が必要です。
とは言うものの、僕は車のエンジニアのスキルは持ち合わせていないため、恒久対応には板金屋に相談する必要があります。
家の近くの板金屋に相談をしたのですが、すぐに修理を開始してもらうことが難しく、最低1ヶ月は待たないと着手できないことがわかりました。
が、なんと2週間後に家族で海に行く予定があったため、なんとかしなければなりません。
レンタカーやカーシェアリングで対応することも含め、いろいろ考えた結果、
とりあえずミラーだけ交換できればなんとかなる!
ということで、なんと人生初めての車で、人生初めてのドアミラー交換を自分ですることにしました。
本日は、我が家の愛車である、日産cube(キューブ)のドアミラー交換について紹介したいと思います。
ドアミラー交換の下調べ
もちろん、何も考えずに「車のドアミラーを自分で交換しよう」と思ったわけではありません。
「自分でできそう」と思えるためにも以下の2点を調べて大丈夫そうだと判断しました。
- ドアミラーの取り外し・取り付け
- ドアミラーの購入
これもインターネットの普及のおかげですね。
ドアミラーの取り外し・取り付け
車のドアミラー交換のサイトやyoutube動画を参考にやり方を調べたところ、ドアの内張りを剥がせれば後は自分でできそうだということがわかりました。
ただ、内張りを剥がすのにはかなりコツがいる感じでしたが、ここはインターネットで調べまくって徹底的にやり方を身につけることにしました。
参考にしたサイト・動画のURLを以下に記載しておきます。
大衆車だったおかげで、キューブの同じ型式の説明サイトがあったことが僕の理解を助けてくれました。
マイナーな車の場合は、大変かもしれません。
ドアミラーの購入
最初はメルカリで探していたのですが、5件程度しかありませんでした。
ですが、ダメ元でGoogle検索したところ、ヤフオクの出品商品が引っかかりました。
そのままヤフオク内で検索したら、出るわ出るわ「車の型番」「ドアミラー」というかなり絞り込んだ状態でも10件ほどありました。
10年前、まだYahoo!オークションという名前だった頃、僕もよく使っていましたが、まだまだヤフオクも衰えていませんね。品揃えNo,1は伊達ではありません。
ちなみに僕のヤフオクの評価ポイントは170ほどなので、少なくとも170回の売り買いをしています
ドアミラーの型番が同じで、さらに同じ色のものが5件ほどありました。一番安いものだと2,000円からあり、僕はその中でも一番状態の良いものを選びましたが、送料込みで7,500円で済みました。
キューブの型式はDBA-Z12、DBA-Z12-TDUARDV、TDUARGVZ12EDA、などいろいろな表記がされていますが、どうやらZ12の部分があってればほぼ大丈夫っぽいです。僕の場合、我が家の車に使えなければゴミになるので、完全に同じ型番の車のドアミラーを選びました。
板金屋からは、新品のドアミラーを工賃込みで35,000円と言われていたので、僕の作業単価と比較すると、自分で作業するほうが割高でした。。。(汗)
単純な作業時間だけではなく、調査の時間を含めると、なおさら板金屋にお願いしたほうがお得です。
やはり餅は餅屋ということで、プロに任せるべきですね。
日産cube(キューブ)のドアミラー交換
さて、気を取り直しまして、キューブのドアミラー交換について画像とあわせて紹介していきます。
ドアミラーを交換するには、ドアの内張りを剥がす必要があります。今回は、左フロントドアのドアミラーが対象です。
ドアミラーの付け根の内側部分のところだけ、別パーツになってます。ボルトを外すだけならここだけ外せば良いのですが、ミラーを交換する場合は、配線の取り外しの都合上、ドアの内張り全部を剥がす必要があります。
コインポケットにネジがありますので、プラスドライバーでコイツを外します。
ネジを取ったあとは、ドライバーの出番は終わりです。
内張りを剥がしていきます。このとき写真の通り内張り剥がしが便利です。
内張り剥がしは、ホームセンターで500円くらいで売っています。
ちなみに内張り剥がしがないと、内張りが割れる可能性がかなり高まるので、ケチらずに購入することをオススメします。
まずは、パワーウィンドウの箇所を外します。
取るとこんな感じです。
パワーウィンドウの配線があるのでコイツを外します。
次に、窓の部分から内張り剥がしを入れてバンバン剥がしていきます。
どこから剥がしていっても大丈夫ですが、個人的に上から攻めたほうが、外しやすい気がします。
内張りを剥がした後です。
配線がむき出しで、雨の日とか大丈夫なのかなとちょっと不安になります。
剥がした内張り。
内張りの裏側。
さて、ようやくミラーの取り外しです。
ミラーのボルトを外す前に、ミラーの配線を外しておきます。
次に、ミラーのボルトを外しておきます。なお、ボルトは3箇所で留めてあります。
このボルト外し、実は要注意です。
というのも、ボルトを外した後、気を抜くとナットが下に落ちてしまいます。
ナットを落とすと、ドアの内側に入ってしまうため、スピーカーを外さないと取れません。
僕はラチェットで緩めて、ナットを指で回してとりましたが、それでも落としました。。。なので、ドアの内側に落ちたナットのとり方も紹介します。
ナットはスピーカーは外せばとれますので、まずはスピーカーの配線を外します。
続いてスピーカーを外します。
見えづらいですが、穴の下の方にナットが落ちています。
スピーカーを外してしまえば、簡単に手でとれます。
キューブのドアミラーを外したところです。
次に、ヤフオクで購入したキューブの中古ドアミラーを着けていきます。
傷なし・動作確認済みのとてもきれいなドアミラーだったので、これで7,000円は正直お買い得でした。出品者は個人ではなく、三重県の板金屋で車の部品取りをして販売をされている企業でした。
取り付けは、取り外しの反対手順を踏むだけです。
はめてみたところ、本体とミラーの間にスゴイ隙間があったので、確認したところ、ドアミラーの土台部分が、ひしゃげていました。
ハンマーで平らにならしたところがコチラです。
まだ歪んでいますが、これでもだいぶ平らになった方です。
内側からみた状態。
ドアミラーの取り付けはボルトを締めて配線を繋げば終わりです。
ボルトでドアミラーを固定した後は、内張りを付ける前にドアミラーがちゃんと動くかの動作確認をしましょう。
動画に収めていきます。
最後に内張りです。
車のドアの内張りは何も知らないと、取り付けるのにかなり苦労をします。
僕も苦労したのでちょっと紹介したいと思います。
内張りは、以下の写真にある白い部品(内張りクリップ)で内張りと本体を結合させています。
これは内張りクリップが、内張りについている状態です。
内張りクリップが部品がドア本体についている状態。
これはNGな状態なので、取ります。
内張りクリップが内張りにない状態。
ここに、本体にくっついてしまってた内張りクリップをはめ込みます。
内張りクリップが内張りにセットされた状態で、一気にドア本体に内張りをはめていきます。
けっこう上手くやらないと全部の内張りクリップがはまらないので、慎重にやりましょう。
僕は内張りをはめるだけで1時間ほどかかりました。。。
ドアミラー取り付け後の外観の確認もしておきましょう。
パッとみるといい感じです。
近くで見ると浮いているのがわかります。
雨が振らないことを祈るしかありません。(恒久対応までの一ヶ月間に台風とかありましたが、一応大丈夫でした)
最後に
いかがでしたでしょうか。
少なくとも、
ドアミラーの交換は素人でもできる!
ということが証明できたかと思います。
今回のドアミラーの交換作業は、WindowsOSのパソコンを自作するように、必要なパーツを買い集めて作り上げる感覚に近いと思います。
もし、僕と同じように車のミラーが壊れたけど、安く済ませたかったり、直近使わなければならない場合には、「自分で修理する」という選択肢も視野に入れると良いかと思います。
ただ、車の整備不良は他人を巻き込むような重大な事故につながりますので、あまり軽々しく考えるべきではありません。
判断に迷うようであれば、プロにお願いすべきですが、何も考えずに「とりあえず板金屋に依頼」だと、無知であるがゆえの問題も出てきます。
というのも、携帯電話のキャリアしかり、板金屋も「相手が車のことは何もわからない」という無知であることを利用して、たいしたことがない作業でもけっこうな金額が請求されるケースがあります。
実際に板金屋ではありませんが、ガソリンスタンドでは、まだ大丈夫なのに相手の不安を煽るようなことを言って、タイヤ交換を進めてくるなどがよくあるそうです。
今回のドアミラー交換は、金額の妥当性がありましたし、品質・作業スピードから言っても割安なサービスであるいうことがわかりましたので、板金屋を理解する意味でも、どんな作業をするのかを把握すべきかと思います。
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