データベースのクエリのキャッシュ化
先日、Xserverより「データベースへのアクセス負荷が高い」というアラートを受け、負荷軽減プラグインを求めてさまよっております。
Xserverからのメールには、「負荷対策としてキャッシュ化するといいよ」と書いてあったので、WordPressのプラグインでそういうのないかな〜と探していたら、やっぱ見つかりました!
さすがWordPress!
というわけで、今日は「DB Cache Reloaded Fix」というプラグインを紹介します。
キャッシュ化とは
キャッシュ化すると負荷が軽くなるといわれていますが、
そもそもキャッシュ化って何?
という方もいると思います。
その方のためにキャッシュ化を説明します。wikipediaによると
使用頻度の高いデータを高速な記憶装置に蓄えておくことにより、いちいち低速な装置から読み出す無駄を省いて高速化すること。また、その際に使われる高速な記憶装置や、複製されたデータそのもののこと。
とのことでした。
わかります、、、よね?
わからない場合は、google先生に聞いてみてください。
DB Cache Reloaded Fix
続いて、DB Cache Reloaded Fixとは何かを説明します。
先に説明した通りキャッシュ化してくれるプラグインになります。
(わかってるわ!)
具体的には、WordPressがページを表示する際、データベースへのSQLのクエリを複数実行しています。
その中で、頻繁に使われているクエリの実行結果をキャッシュ化することで、クエリ実行回数を減らすというものです。
キャッシュ化といったら、よく参照されるHTMLや画像データをキャッシュ化してページの表示速度を上げるのによく使われている例を見るかと思います。
僕自身、そんな部分をキャッシュ化できるのね~と初めて知りました。
実装方法
それでは、プラグインのインストールについて説明します。
管理画面から、プラグイン新規追加で「DB Cache Reloaded Fix」を検索し、「今すぐインストール」ボタンをクリックします。
インストールが完了したら、「プラグインを有効化」します。
プラグインを有効化すると、以下のとおりプラグイン一覧の画面に完了メッセージが表示されます。
左メニューのプラグインの中に「DB Cache Reloaded Fix」が表示されますので、こちらをクリックします。
設定画面の有効のチェックボックスにチェックを入れ、キャッシュの有効期限を入力します。
キャッシュの有効期限については、更新の多いサイトであれば5分程度の時間が良く、、あまり更新が内容であれば、60分程度に設定する形でよいかと思います。
終わったら、保存ボタンをクリックします。
完了したら、プラグイン一覧の画面に完了メッセージが表示されます。
導入前後の比較
DB Cache Reloaded Fix導入前
DB Cache Reloaded Fix導入後
気持ち、Total page sizeが減っています。
今回検証で利用したサイトhttp://penguinweb.netは、もともとプラグイン導入前検証用に使っているため、記事数が少なく効果があまり見られませんでした。
ところが、記事数が20,000以上あるサイトに対して実行したところ、
DB Cache Reloaded Fix導入前
DB Cache Reloaded Fix導入後
となり、0.5sほど早くなりました。
(っても悪すぎなので、このサイトはこのあと高速化対応を施しました。。。)
結果、かなりの記事数がないとあまり恩恵は受けられないということがわかりました。
注意事項
DB Cache Reloaded Fixには、懸念もあります。
それは、
3年以上更新されていない
ことです。
WordPressは、脆弱性対策などで頻繁にバージョンアップをしており、きちんとメンテナンスされているプラグインも同様に必要に応じてバージョンアップをしています。
つまり、3年間更新がないということは、そのセキュリティ面での見直しがされていない可能性があります。
(実際、影響がない可能性もゼロではないですが、Windowsで3年以上動かしていないパソコンを動かしたら、普通はWindowsアップデートしますよね?)
そのため、リスクが高いプラグインであるといえるので、気になる人は別プラグインの導入を検討したほうがよいかと思います。
キャッシュ系のプラグインは他にもたくさんありますので、信頼性の高いもの見つけてもらえればと思います。
(みなさん、良いのがあったら教えてください!)
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