ライカのカメラ(HUAWEI P9)をiPhone6sと比較してみた
8年位前にリコーのR10というデジカメを購入して以来、カメラが必要なシーンはコイツを持ち歩いておりました。
ところが普段からカメラを持ち歩くことがないので、旅行などのイベントがないと、そもそもデジカメの出番がなかったわけですが、デジカメを上回るカメラ性能を保持するiPhoneに機種変してからは、デジカメの存在自体が忘れ去られることになってしまいました。。。
まぁ、写真に強いこだわりを持っているわけではないのですが、友達のミラーレスや一眼レンズでとった写真画像は、光のバランスの具合や、被写体にフォーカスを当てて背景をぼかしているのを見て、やっぱ良いカメラは違うなぁと羨ましく感じることはあります。
そんな「良いカメラ欲しいけど持ち歩かないしなぁ」という僕の悩みに応えるかのように、先日の2016年6月17日、なんとライカと共同開発したカメラを実装したスマートフォンHUAWEI P9が発売されました。
実は、子供の写真を撮るように一眼レンズのカメラを検討しており、「レンズスタイルカメラ」なるものの購入を検討していたので、ライカのカメラ搭載のデジカメと聞いて思わず反応してしまいました。
レンズスタイルカメラは、見ての通りレンズ部分がデカイので、先の理由から持ち運ばなくなる可能性が高いですが、仮にHUAWEI P9がミラーレスや一眼レンズと同じくらいの性能があれば、スマホを乗り換えてしまうことでこの問題が解消されます。
そんな時、今お世話になっている会社の隣の席の人が、HUAWEI P9を購入したので、ちょっとお願いをして、僕のiPhone6sとHUAWEI P9とでカメラの性能比較をしてみることにしました。
iPhone6sとHUAWEI P9のスペック
スペックはそれぞれ以下のとおりです。
iPhone6s
- 背面カメラ:1,200万画素
- 前面カメラ:500万画素
HUAWEI P9
- 背面カメラ:1,200万画素×2
- 前面カメラ:800万画素
メインとなる背面カメラですが、画素数だと両方同じに見えますが、HUAWEI P9が(×2)とあるとおりデュアルレンズとなっています。ただ、この2個のレンズは3D写真を撮るためではなく、それぞれRGBセンサー、モノクロセンサーとなっており、圧倒的な情報量を保持することでこれまのでスマホカメラでは実現できなかった質感などが表現可能になります。
以下、他サイトでの説明を引用しておきます。
P9が持つデュアルカメラのセンサーは、RGBとモノクロームで構成されている。モノクロセンサーにはカラーフィルターがない分、RGBセンサーの3倍もの光を取り込むことができる。RGBセンサーで取り込んだ色彩情報とモノクロセンサーで取り込んだディテール/陰影情報を合わせることで、鮮やかかつ深みのある描写が可能になる。特に暗いシーンや逆光のシーンで威力を発揮するという。
引用元:http://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/1606/10/news153.html
また、前面カメラの画素数もHUAWEI P9の方が良いですね。
iPhone6sとHUAWEI P9の写真
スペックは、HUAWEI P9の方が高いことがわかりました。
であれば、もちろんHUAWEI P9のほうがいい写真が撮れる取れるはずなので、iPhone6sとHUAWEI P9とで撮影した写真を比較してみましょう。
今回はストームトルーパーを撮影してみました。
画像サイズは、iPhone6sの方が大きいですね。
ただ、画像のサイズは、iPhone6s:1.9MBでHUAWEI P9:1.6MBでした。
比較用に一枚の画像にしてみます。
物撮り接写のせいか、あまり違いはなさそうですねが、背景の色から分かる通りHUAWEI P9のほうがホワイトバランスがいいですね。HUAWEI P9の方がみたままに近いです。
400%拡大してみます。
左がiPhone6sですが、真ん中右よりの目の上の黒い点を見るとわかりますが、ぼやけていますね。。。
HUAWEI P9のほうが情報量が多いということですね。
ちなみに、設定はオートにしていました。上記画像のExif情報はそれぞれ以下のとおりです。
両機種ともにフルオート設定のためか、HUAWEI P9のISOの感度が2倍ですね。
この位の数字ならたいした差異はないと思います。
そこで、次はISO感度の違いを見るべく夜景を撮影してみました。
恵比寿のとあるビルから六本木方面を映しています。真ん中右よりの建物は東京タワーです。
小さい画像ではわかりづらいので、クリックして大きい画像で見るとHUAWEI P9のほうが綺麗であることは一目瞭然です。
ちなみにそれぞれのEXIF情報からISO感度を確認したところ、
- iPhone6s:2,000
- HUAWEI P9:3,200
と、HUAWEI P9が遥かに大きい値で、光を多く取り込んでいる結果であることがよくわかります。
さらに色味も確認してみます。
昔のテレビでは当たり前でしたが、最近めっきり見なくなったカラーバーです。
うーん、あきらかにHUAWEI P9のホワイトバランスがおかしいですね。。。
自動モードではなくて手動モードにして撮り直してみました。(iPhone6sのISO:50だったのでHUAWEIも合わせています)
左側の黄色と青のところがわかりやすいですが、iPhone6sの方はベタッとしていますが、HUAWEI P9の方が深い感じになっています。
実際、HUAWEI P9の方が見たままに近いです。
総評
全体的に、HUAWEI P9のほうが良い写真が撮れますね。
また、フォーカスや絞り・感度など、撮影時のリアルタイム設定を使いこなせばより良い写真を撮ることができると思います。
さらに、先に紹介したカラー・モノクロとで役割でわけたセンサー×2から見ても、写真の情報量は圧倒的にHUAWEI P9の方が多いです。
今回は一部を除いてオート機能で撮影ましたが十分綺麗です。そのため「基本的に設定はオートです」という方にとっても十分魅力的であることはわかると思います。
とはいえ、細かい設定など使いこなしてナンボの玄人向けであるので、従来のスマホのカメラ機能で納得できない人ほど、満足するスマホだと思います。
まぁ、iPhone6sも数多くのカメラアプリがあるので、使いこなせばHUAWEI P9に遜色ない写真を撮ることは可能かと思います。(ProCam2というアプリが多機能でニーズを満たせそうです。有料ですけど、、、)
この比較結果を受けて、そこまで写真テクにこだわらない僕にとって「仮にHUAWEI P9に乗り換えたとしても、使いこなすまでに至らない可能性がある」ということでiPhone6sのままでいくことにしました。
また、個人的にHUAWEI P9には写真の構図を最適にするために黄金比のサポート表示がデフォルトなのは驚きました。
黄金比とはジョジョのスティールボールランでおなじみのやつですね。
iPhoneでも黄金比の表示サポートをしてくれるアプリがあるのですが、残念ながら写真はinstagramで撮るようになってしまったので、instagramでサポートしてくれると嬉しいな〜なんて思ってます。
おまけ:モデルの紹介
ちなみに今回のモデルのストームトルーパーは、amazonで販売してます。
僕は、恵比寿のMONSTER JAPAN !というお店で購入したのですが、こちらでは1,080円(定価)でした。
送料を合わせると同じくらいの金額になりますね。
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