車検の費用を安く抑えるためのポイント
更新:2020-09-22
コロナの影響で、自宅で過ごす時間が増えましたが、みなさんどのようにお過ごしでしょうか。
日々感染者のニュースをチェックしていますが、子供が夏休みになったので、どこかに連れて行く機会も増えました。最近は、土日に近所の飲食店にいくことも多いです。
ただ、駐車場が狭いのでいつもなら自転車で行く様な場所でも車で行くことが多い、今日この頃です。
そんな最中、いつも車検を実施している日産のディーラーから、半年後に車検の旨の電話がありました。
ここだけ切り取るといいディーラーですが、この電話は実は、車検の案内ではなく「そろそろ新車どうですか?」の営業電話でした、、、(汗)
まぁ目的はともかく、半年後の車検をどうするかも考える必要があるなぁーと思ったので、ちょっと考えてみました。
うちの車は初年度登録年が平成23年なので、もう少しで10年になります。
ただ、距離はいまだに2万キロ未満、、、完全に街乗り用です(笑)
いつもディーラーの言う通り過剰な整備をしているおかげで、調子も非常に良いです。あと10年は乗れると思っていますが、車検は、走行距離が短くても、年数が経てば経つほど費用はあがります。
(経年劣化するので当たり前ですが)
車を運転する上で、2年に1度の車検は避けることができません。(なぜ車検が必要なのかはコチラの記事を参照)
もちろん、安全面からも車検の必要性は理解できるものの、走行距離もあまりなく、非常に調子が良いのに、また過剰なメンテナンスなどでまとまった金額を支払うのは、憂うつになります。
ただ、車検にかかる費用は工夫次第で安くすることも可能なので、本日は車検費用の内訳である法定費用、基本費用、部品交換費用の3つの観点から、費用を抑えるためのポイントを紹介したいと思います。
法定費用を抑えるためのポイント
法定費用は、車検の際に必ずかかる費用で、自動車重量税・自賠責保険料・印紙代などが主な内訳です。(費用の詳細な内訳はコチラの記事を参照)
法律によって定められた費用のため、どこで車検を受けても料金は変わりません。法定費用の決め手となるのは、車両の重量と車検の期間です。
車両の重量が重いほど、自動車重量税は高くなりますし、自賠責保険料と印紙代も大型車の方が高くなります。
また、自動車重量税は登録から13年を超えると納税額が高くなり、18年を経過すると、さらに負担額が増えます。年数が経過するほど高額になります。
「車検費用を安くするためのポイント」と銘打ってお届けしておりますが、実は法定費用は一律に定められているので、大幅に節約することはできません。
しかし、車両を変更することができれば、費用を抑えることも可能になります。大型車に乗っているなら小型車に、年数の経過した車に乗っているなら新車に変更できれば、法定費用は安くなります。
ただし、買い替えの予定がない場合や既に小型車に乗っている場合には、節約のためにできることがないので、車検費用を抑える方法として現実的とは言えません。
ちょっと別の視点になりますが、もし車にこだわりがなければ、カーリースを利用するという選択肢を検討することができます。
カーリースであれば、法定費用だけでなく、車検費用を払わずに済みます。月々の支払いに含まれる形となり、車検費用を気にする必要がなくなるので、車検が煩わしいといった人にはおすすめの方法と言えます。
また、サービスによりますが、契約期間中に多様な車種をレンタルすることも可能なので、飽きっぽい人や、自分に最適な一台を検討したい人はカーリースはオススメです。
基本費用を抑えるためのポイント
続いて、基本費用についてです。基本費用の主な内訳は点検費用と事務手数料です。
車検に必要な点検項目は決められているものの、点検の価格設定は業者に一任されているため、業者によって金額に違いが出ます。
(例えば、整備工場はスキルの高い専門スタッフが対応するので高い、ガソリンスタンドは安く設定されている、などです)
基本費用を安く抑えるためには、安い業者を利用することが欠かせません。
格安業者で1万円前後の料金が、ディーラーを利用すると3万円以上になるといったこともあるので、業者選びはしっかり行うことが大切です。
複数の業者から見積もりをとり、比較するようにすれば、料金だけでなく、サービス内容の違いも把握できます。(どんな業者があるのか、また業者ごとのメリット・デメリットはコチラにまとめています)
業者の見積もりを確認する際は、費用の中身をしっかり確認しましょう。
必要最低限の項目だけを点検する業者もあれば、車検には必要のない項目も併せ、幅広く点検する業者もあります。
また、頼んでもいないのに、代車のレンタル料や洗車代といったサービス料金が上乗せされている場合もあるので注意が必要です。
不要な項目を省けば、基本費用を安くすることにも繋がります。料金だけでなく、点検項目やサービス内容をしっかり確認するようにしましょう。
尚、業者に依頼せず、自分で行うユーザー車検を利用すれば、点検費用がかからないので、車検代を大きく節約することができます。
当然ながら手間や時間もかかるので、よく考えた上で利用することが欠かせません。
部品交換費用を抑えるためのポイント
車検によって、修理や整備が必要になった場合にかかるのが部品交換費用です。
整備内容はもちろん、修理にかかる時間や価格設定は業者によって異なるので、部品交換費用を抑えたいなら、業者選びをしっかりと行う必要があります。
例えば、ディーラーでは、車検対象車の純正部品で交換になりますが、整備工場やガソリンスタンドの場合、代用パーツで賄うことも多く、その分価格は安くなります。
同じ修理でも、部品の消耗具合や交換のタイミングを判断する基準は業者によって変わります。丁寧な対応や質の高さを売りにしている業者では、パーツ交換のタイミングは早めになります。
そのため、あまり消耗していなくても交換しておいた方が安全といった観点から、車検時に整備や修理を提案してくることも少なくありません。
反対に、安値をうたっているような業者では、消耗が激しくなるまでは交換を強く勧めてこなかったり、交換パーツに純正品以外を利用したりといったことも多くなります。
費用を抑えられるといった点では良いですが、車検後に不具合が出てしまうようでは困りますよね。
どちらのタイプの業者を利用するにしても、業者の提案を鵜呑みにするのではなく、今すぐ交換が必要なのか、まだ待てるのか、よく検討することが大切になります。
尚、ラジエーター液やブレーキオイルは車検ごとに交換しておいた方が良いものの、日頃からメンテナンスを行っている場合には、過剰整備となる場合もあります。
フィルター系は、交換ではなく清掃で良いことも多いですし、車検の項目に含まれておらず、急ぐ必要がない部分は後回しにすることも可能です。
部品交換費用を抑えたいなら、車の状態に合わせた整備や修理をするようにし、必要以上に費用を膨らませないようにしましょう。
なお、どんな業者があるのか、また業者ごとのメリット・デメリットはコチラを参照してください。
車検費用をさらに安くするためのポイント
車検業者の中には、割引を実施している店舗も少なくありません。
代表的なものと言えば、早期割引とインターネット割引の2つです。
早期割引は、車検の依頼を早めに予約することで受けられる割引、インターネット割引は、インターネットで申し込んだ場合に受けられる割引です。
車検の時期は前もって分かっているので、どちらも利用しやすい割引と言えるのではないでしょうか。
割引を行っている時期や店舗は変更も多いので、よく確認した上で利用することが大切です。
僕の経験だと、業者やキャンペーンによっては、10,000〜20,000円の割引が適用されるケースもあるので、車検を予約する前にしっかりとチェックしましょう。
少しでも車検費用を安く抑えたいなら、利用できる割引はしっかり活用することが欠かせません。
業者による金額の違いを利用しよう
車検費用を安く抑えるためには、業者によって金額に違いが顕著にでる基本費用や部品交換費用を抑えることがポイントになります。
サービス内容を把握し、業者選びをしっかり行えば、車検費用を抑えることはそれほど難しくありません。
見積もりをとり、各業者の違いを比較すること、車検の点検項目や自身の車について知ることが大切です。
実際に僕も、車検の際、ディーラー、整備工場、ガソリンスタンドに、相見積もりをとって比較した経験があります(コチラの記事を参照)
見積もりはタダですし、事前に予約していけば30分ほどで見積もってもらえます。
手間はかかりますが、僕は「自分の車の安全」を考えるととてもいい勉強になったと思います。
安全のために過剰な整備も厭わないという人や、ただ「安いだけ」を求めている人を除いては、車の安全と車検費用の安さのバランスは重要だと思います。
みなさんも、面倒くさがらずに一度車検について向き合う時間を作ってみてはいかがでしょうか。
そんなみなさまの参考になれば幸いです。
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